さゆの事、娘と思って見てていいですよ
道重さゆみが16歳の時「二人ゴト」で亀井絵里に弁当を作った時に助っ人で登場していた料理の先生のブログより
さゆみちゃんとは、いろいろな話をしました。
「たぶん私は、お母さんと同じくらいの年でしょう」というと
「いいえ、サユのお母さんの方がもう少し上ですよ。先生はお子さんはいますか?」
「中学生の男の子がいるわよ。うちの子も小さい頃は、子役でコマーシャルや
再現ドラマにでていたことがあるから、さゆみちゃんが忙しいのはよくわかるわ」
そういうと「え?じゃあ、私、見たことあるかもしれないですね」といいました。
「本当は私にも、さゆみちゃんよりもう少し年上の子がいたはずだったんだけど、
流産しちゃったから、今は、その男の子ひとりだけなの」
「そうなのー。うちのお姉ちゃんくらいの子もいたはずなんですね。
サユには、お兄ちゃんと、お姉ちゃんがいるんですよ」
「女の子もほしかったんだけど、こればっかりはしかたないわ」
そういうと、さゆみちゃんはこういったのです。
「じゃあ、先生、これからサユをみたら、サユの事、娘と思って見てていいですよ」
こういわれて、私はそのとき、なんと返していいか、戸惑って、笑っていました。
ゆっきっきも小さな頃は子役としてテレビにでていたから、芸能の仕事をする子との距離は、
そんなに遠くないはずですが、「うさちゃんピースってやって〜」と甘える
さゆみちゃんからそういう言葉がでるとは、想像もしていなかったからです。
こういう話をすると、「アイドルだから、大人受けする受け答えもとっさにでてくるのね」
と思う人もいるかもしれません。でも、どんなきもちであれ、そういう言葉を
いってくれた女の子は初めてでした。
新聞広告のさゆみちゃんの写真をみて、「娘と思って見てていいですよ」と
いってくれた女の子がいたんだと、改めて思い出し、温かい気持ちになりました。
あのときはとっさのことで「ありがとう」ともいえませんでした。でも、ありがとね。
サユちゃん。がんばれ、サユちゃん。